テレビ好きのタワゴト

TVをよくみる人のちょっとしたコメント

格付けチェックのバイオリンの判定が難しい理由

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「格付けチェック」は、毎年正月には恒例になってますよね。

 

で、最近はマナーのチェックをやったり、簡単なものを集めたのをやったり、

音楽系だけのチェックをしたりと、正月以外にも放送されています。

 

で、だいたいチェックにあるのが「バイオリン」。

 

1つ10億ぐらいするストラディバリウスと、練習用のバイオリンで、

どっちがストラディバリウスか、というチェックですね。

 

で、このバイオリンのチェック。

スタジオでも結構間違える人がいるのですが、

実際テレビで見ていても、あんまり差がないなぁ・・・と思う人も多いんじゃないでしょうか。

 

これ、一応理由があります。

 

なぜテレビで見てると判断が難しいのか

ストラディバリウスと練習用のバイオリンでは、

実際は音がかなり違います。

(でなければ、10億もするものを使わないですよね)

 

でもテレビで見ていると、あんまり違いがないように思えます。

 

これの一番の理由は、

テレビで放送される段階でかなりいろいろ落ちてるから

です。

 

実際、ストラディバリウスからはいろんな音が出ています。

これは耳では聞こえないとされている可聴領域から外れている音も鳴っています。

 

この可聴領域の外の音は耳では聞こえないはずですが、

実際に体感として、あるとないとでは違いがあります。

 

まずスタジオで収録する段階で、マイクで集音した時点で、

この可聴領域外の音は消えます。

 

そして、この音を放送する形式にするためにエンコードしますが、

ここでもいろいろ抜け落ちます。

(MP3よりもロスレスのほうが音がいい、みたいなことです)

 

そして、それが実際に家にあるテレビで放送されて、

そのテレビのスピーカーで音が出るのですが、

テレビのスピーカーはそこまでいいスピーカーではないのが大半なので、

その時点でも音が落ちます。

 

つまり、テレビで見ていると、スタジオで鳴っている音からは、

かなり劣化したものになってるということですね。

 

だから、スタジオで実際に聞いて判定するよりも、

テレビで見て判定するのは難しいです。

 

・・・なので、間違えてもそういうもん、と思っていればいいです。