スキー競技の回転は実際には回転しないのに回転っていうのはなぜ?
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オリンピックが始まってますね。
さすがにオリンピックともなると、普段あんまり見聞きしない競技も放送されたりします。
毎回冬のオリンピックになると気になってたのが、
スキーのアルペン競技の「回転」。
これ、回転の他にも「大回転」「スーパー大回転」とありますが、
実際に競技を見ると全然回転なんてしてないですよね。
なんで回転っていうんだろ?と疑問だったので調べてみました。
そもそも回転の英語表記は?
「回転」というのは日本語訳で、元の英語表記があります。
それが「slalom」。
要するに「スラローム」です。
スラロームはバイクや車のコースとかにもあるジグザグのことですね。
で、なんで回転しないのに回転っていうのかというと、
単にスラロームに該当する日本語がなかったから
ですね。
昔の人がslalomという英語を日本語にするのに「回転」ということにしたのが、そのまま今も残ってるということのようです。
まあ確かにスラロームを日本語で何て言う?と言われても答えが難しいですね。
スラロームではターンするので、それを回転してるとみなしたんでしょう。
(まあ、ターンではせいぜい半回転ぐらいしかしませんが・・・)
でももう回転じゃなくて、そのままスラロームでもいいんじゃないかなぁ・・・という気がしますね。
フリースタイルスキーとか、エアリアルとか、そのまんまですし・・・。
(スキー自由形とか空中演舞とか言わないし)
大回転とスーパー大回転は?
アルペン競技には、回転の他にも大回転、スーパー大回転がありますよね。
回転というのは、ポールがいっぱいあって、
常にターンしてるような競技ですけど、
大回転はポールの数は減ってあんまりターンとかしないんですよね。
スーパー大回転にいたっては、もっとポールが少ないし・・・。
これも日本語訳のせい?と思ってついでに調べたら、
大回転はgiant slalom、スーパー大回転はsuper giant slalomでした。
これはそのまま訳してるんですね。
なんでターンが減ってるのにgiantとかsuperがつくのかというと、
1つのスラロームが大きくなってるということですね。
ポールが少ないとそれだけ1つのスラロームが大きくなるんで、
giant slalomという命名のようです。
まとめ
ということで、回転しないのに回転というのは、スラロームを回転と無理矢理訳したから、ということでした。
でも、メジャーリーグを大リーグと言うのに似た違和感がありますね。